多摩美術大学美術館
2022/12/21
展覧会関連イベント / 開催終了
エターナル・アフリカ * 森と都市と革命
[物語] ギニア・ビサウでは5世紀におよぶポルトガルの植民地支配からの独立を求めて20年におよぶゲリラ戦争を行った。1973年はギニア・ビサウの解放闘争が最終的局面を迎えた時期だが、映画は同時期から同年のカブラル暗殺、そして74 年の独立から77年までを背景にしている。解放のための闘いとその後の困難を戦争の渦中に飛び込んだひとりの女性ドミンガとその夫サコを中心に描く。原題は「死の否定」という意味。ドミンガは夫のいるゲリラ基地を訪問するが、おりしも指導者カブラルが暗殺され、戦闘は激しさをます。彼女は故郷に帰るが、独立して平和になったはずの国には次の苦難が待ち受けていた。戦争から戻った夫との生活も、彼の戦時における負傷の再発で、ビサウの病院に向わざるを得なかった。だが戦後の首都に発見したものは政治的腐敗であり、新たな闘いが必要という発見であった。
「アフリカ映画祭’89」カタログより再掲
[スタッフ]
製作 ギニア・ビサウ国立映画センター
監督 フローラ・ゴメス
主演 バイア・ゴメス(ドミンガ)
タヌ・アルマダ(サコ)
映像 カラー35ミリ
時間 85分
言語 ポルトガル語(※英語字幕)