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末松正樹展


会期   2005年6月19日(日)-7月14日(木)
休館日  火曜日

主催   多摩美術大学美術館



2022/12/22

展覧会 / 開催終了

末松正樹展



末松正樹(1908-1997)は新潟県新発田市に生まれました。新潟中学、山口高等学校文科に学び、その後ドイツの新興舞踊であるノイエ・タンツに傾倒し、1939年にヨーロッパに渡りました。フランス滞在中に第二次世界大戦が勃発し、1944年にスペイン国境に近いペルピニアンで抑留生活を強いられました。不自由な抑留生活の中で数百枚のデッサンを描き、この時期から抽象絵画を志向するようになりました。
1946年3月に帰国すると、自由美術家協会や主体美術協会などで作品を発表し続けました。また国際展にも積極的に出品するなど旺盛な作家活動の傍ら、戦時下をフランスで過ごし、多くのアーティストたちと交流した貴重な体験をもとに、パリ画壇の状況を講演、対談、雑誌等でつぶさに報告しています。1953年からは多摩美術大学教授として、創造のプロセスとヨーロッパの美意識を若者たちに伝える役目を果たしています。
本展では、ご遺族から寄贈された油彩画73点のうち30点、借用したペルピニアン時代のデッサン50点、その他資料により、画家末松正樹の誕生とその活動を探っていきます。

[同時開催]
竹尾ポスターコレクション・セレクション01「構成的デザイン黎明期の3巨匠 ルツィアン・ベルンハルト、オットー・バウムベルガー、ルートヴィヒ・ホールヴァイン」



[関連イベント]
■対談
日時 6月26日(日)14:00-
講師 司 修(画家)、海老塚耕一(美術家、多摩美術大学教授)
会場 1階多目的室
定員 100名
参加無料 当日受付

ギャラリートーク
当館学芸員によるギャラリートーク
日程 会期中の土曜日
時間 14:00-
参加無料 当日受付