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ジョージ・リランガ

この世は精霊たちとともに


会期   2006年7月9日(日)-9月3日(日)
休館日  火曜日
開館時間 10:00ー18:00(入館は17:30まで)

主催   多摩美術大学美術館
後援   タンザニア大使館
協力   Frida Collection Tokyo



2022/12/21

展覧会 / 開催終了

ジョージ・リランガ この世は精霊たちとともに



21世紀になってから、多くの国際美術展や権威ある美術館などの重要な現代美術展において、アフリカのアーティストの参加は決して珍しいことではなくなりました。
多摩美術大学美術館では21世紀を目前にした2000年夏に、現代アフリカ諸地域の15人のアーティストによる作品をご紹介する「サナーヤ・アフリカ!―現代アフリカ美術に宿るもの―」展を開催しました。そこではアフリカ美術が、従来の欧米主導の美術への流れとは異なる、独自の発展と世界観をもった文化や芸術性の高さが再評価され、西欧合理主義への見直しとしての自然環境への眼差しや、癒し、共生といったテーマに積極的に取り組むアーティストの宝庫であり、また、同時に社会性の強い民衆のパワーやメッセージを生々しく表現するアートとしても、数々の衝撃を与えてくれることを紹介しました。
今回は「サナーヤ・アフリカ!」展の中でも、独自の表現世界を展開し、アフリカという地域性を超えた異才のアーティスト、ジョージ・リランガ(George Lilanga 1943-2005)に焦点をあてた展覧会です。リランガの作品には人類の根源的な宇宙観や神話世界を、身近な人間生活とそれに並行し融和するように描くことによって、アートの可能性を拡張していく力があります。日常と超自然的な世界が並存することを教えてくれるリランガの芸術は、時空を縦横無尽に交錯することで、現代社会に生きるわれわれ人類の本質、文明社会や自然との関わりについての啓示を与えてくれます。

[同時開催]
竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション04 「イラストレーションポスターの巨匠」




[講演会]
■講演
「現代アフリカ文化と社会の現状-リランガの芸術に寄せて」
講師 ムバイ・チャム(米ハワード大学教授/アフリカ学)
日程 7月17日(月・祝)
時間 14:00-16:00
会場 多目的室
定員 100人 
参加無料

■ライブ
日程 7月17日(月・祝)
時間 17:00-19:00
出演 ムビラトロン(ムビラ、イリンバ)
   オスマン・オランド・ビングル(アフリカンドラム)
   多摩美術大学ジャンベ民族部
会場 多摩美術大学美術館前入口付近
   雨天時は多目的室
参加無料

■ギャラリー・トーク
学芸員によるギャラリー・トーク
日程 会期中の土曜日
時間 14:00-
会場 展示室
参加無料 当日受付