版画は現代アートにおける各国各地域の独自性を反映する表現や芸術活動であると同時に、国際的、学際的に広く交流し互いに影響しあうことに優れた芸術分野であるといえます。それらを具体的に示す事例として多摩美術大学美術館で開催している東京国際ミニプリント・トリエンナーレをはじめ、世界各地で開催されている版画展やコンペティションに多くのアーティストが積極的に参加しています。
この版画における専門的な活動の一環として、多摩美術大学、シルパコーン大学(タイ)、アルバータ大学(カナダ)という東アジア、東南アジア、北米の異なった地域で歴史的かつ先鋭的な版画教育とアーティストの育成に携わってきた美術大学どうしの交流を実現する版画作品展を開催します。各美術大学にて教鞭をとるアーティスト29人による、さまざまな版画技法を駆使した独特の表現世界を紹介します。
この展覧会は、2005年秋より、タイ、カナダでの開催を経て日本で開かれる国際巡回展です。
[同時開催]
竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション03
[関連イベント]
■ギャラリートーク
講師 ターヴォン・コー・ウドゥンウィット(シルパコーン大学教授)
ウォルター・ジュール(アルバータ大学教授)
日程 4月9日(日)
時間 15:00-
会場 展示室
参加無料 当日受付