鶴見雅夫は、1936年愛知県岡崎市に生まれ、多摩美術大学に学び、1954年18才で「新制作展」に初入選。1960、61年、62年と新作家賞、1966年に協会賞を受賞し、1967年には新制作協会会員となり、「新制作展」はもとより、個展・グループ展で発表を続け高い評価を得てきました。
鮮やかな色彩表現とそこから生まれる不可思議なフォルムの織りなす抽象絵画としての独自の絵画世界を深めてきました。
また、母校の多摩美術大学では、1963年に助手となり、1968年講師、1970年助教授、1984年教授と後進の指導に努め、彼の教室から多くの優秀な作家が生まれました。
本展では、ミクストメディアになる作品25点をはじめ、パステル20点、コラージュ10点など普段あまり目に触れられない作品も展示してあります。
色彩鮮やかな抽象絵画の世界を堪能していただきたいと思っております。
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