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加山又造 アトリエの記憶 II


会期   2007年1月6日(土)-2月25日(日)
休館日  火曜日
開館時間 10:00ー18:00(入館は17:30まで)

主催   多摩美術大学美術館
協力   有限会社 加山



2022/12/21

展覧会 / 開催終了

加山又造 アトリエの記憶 II



加山又造(1927-2004)は、日本画家という言葉では括れないほど、多彩な表現を持ち合わせた作家でした。額装・屏風・軸装・扇面・陶磁器・染織・版画・デザイン・・・などといった、絵画という枠に囚われない表現形式に次々と挑戦し、常に作家自身の新しい分野を切り開くのと同時に、戦後の日本美術界に衝撃を与え続けてきました。2004年に逝去した後生前の作家の意志、またご遺族の協力によって5000点に及ぶ制作に関わる資料が多摩美術大学に寄贈され、それに伴い、2005年には加山又造研究会が発足しました。
本展では本学絵画学科版画専攻教授・渡辺達正による銅板研究の研究成果と共に「ほね貝と千鳥」等の代表的な銅板作品6点や、原版などがご覧いただけます。またこれらの貴重な作品及び制作資料を少しずつではありますが公開していくという目的に基づき、作家の様々な表現のうち銅板画と屏風に焦点を当て、屏風作品「倣北宋水墨山水雪景」をはじめ、その制作資料の中から軸装を終えたばかりの大下絵や小下絵を、版画では、刷りの過程でできた色版やテスト刷りを展示します。一つの作品が出来上がるまでの道筋をたどっていただけることと思います。

[同時開催]
竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション05 ポーランド・イラストレーションポスターの巨匠・1




[関連イベント]
■講演
「銅板画の刷り実演」
日程 2月2日(金)
時間 13:00-16:00
講師 木村希八(木村希八版画工房)
会場 多目的室
見学自由