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開館10周年記念

唐招提寺 金堂荘厳 展

-平成の大修理・よみがえる天平の彩り-


会期  2010年12月4日(土)-2011年1月30日(日)
休館日 火曜日および12月28日-1月5日
入館料 一般 300円(200円)大・高校生 200円(100円)
    ※障がい者および付添者、中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金


主催  多摩美術大学美術館
協力  唐招提寺
後援  奈良県教育委員会 社団法人平城遷都1300年記念事業協会



2022/01/31

展覧会 / 開催終了



10年間にわたった完全解体を終え、昨年11月に落慶法要を迎えた唐招提寺金堂。完全解体の間に行われた調査・研究は、天平様式を持つ金堂として唯一現存するこの建造物について新たな知見をもたらしました。部材に残された彩色の痕跡を丹念に調査し、極彩色で荘厳された堂内外の姿が明らかとなったのです。本展では、今後注目が期待されるこの彩色記録の手法と成果を公開し、古代寺院建築における装飾から文化財へのアプローチを探ります。また、最新のバーチャルリアリティ画像や考古遺物、復元された鴟尾も展示。立体的に創建当初の姿へ迫ります。


奈良、西の京で1250年以上の歴史を刻む唐招提寺。境内には天平様式として唯一現存する金堂が悠久の時を越えて伝わっています。その金堂が「平成の大修理」ともよばれる10年に渡る全解体を終え、落慶法要が営まれたのが昨年2009年秋。唐招提寺の金堂史上もっとも大規模となったこの修理の中、今注目の集まる古建築の彩色調査も行われ、創建当初のきらびやかに彩られた金堂の姿が浮き上がりました。
本展では、この調査成果を一堂に集め、古代寺院の姿を物語る天平の彩りと文様をご覧頂きます。創建期にまで遡る金堂装飾について、その痕跡が残る部材(国宝)の他、細密な文様図を記録した白描図や鮮やかな彩色復原図から天平の薫風をお楽しみください。またCGを駆使し、白描図と彩色復原図を 金堂内画像と組み合わせた映像も展示。テクノロジーと文化財の出会いも見所のひとつです。
さらに、これまでの考古学調査によって発見されたせん仏や瓦など貴重な遺物のほか、創建当初の鴟尾に倣って新調されたものと同型の復原鴟尾も出品。唐招提寺を舞台にした天平と平成の匠の技が競演します。
多角的に唐招提寺金堂荘厳へと迫る本展へ是非、お運びください。


唐招提寺展・特設サイトはこちら


[関連イベント]
■講演会
1 2010年12月4日(土)13:00-16:00
「文化財建造物の修復から時代を読む-唐招提寺金堂・法隆寺-」
 山田宏氏(奈良県教育委員会 文化財保存事務所)
「唐招提寺金堂の彩色調査-記録保存と復原的考察-」
 大山明彦氏(奈良教育大学准教授)

2 2010年12月18日(土)14:00-15:30
平城遷都1300年記念講演 「唐の長安城と日本の平城京」
王維坤氏(中国 西北大学教授・専修大学客員教授)

3 2011年1月15日(土) 14:00-15:30
「金堂及び三尊像の諸問題」
真田尊光氏(高野山大学密教文化研究所受託研究員・足立区立郷土博物館専門員)

4 2011年1月29日(土) 14:00ー15:30
対談「金堂と彩色の再会-CGから文化財へのアプローチ-」
多田光利氏(東洋大学教授・多摩美術大学非常勤講師)
淵田雄(多摩美術大学美術館学芸員)

※定員各120名 参加無料 当日受付

■担当学芸員によるギャラリートーク
会期中、毎週日曜日 14:00-15:00
※定員なし 聴講無料(ただし入館料が必要となります)