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SOUL@AFRICA

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会期  2011年7月16日(土)-2011年9月19日(月)
休館日 火曜日
入館料 一般 300円(200円)大・高校生 200円(100円)
    ※障がい者および付添者、中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金


主催  多摩美術大学美術館
協力  Frida Collection Tokyo
提携  公益財団法人 多摩市文化振興財団



2022/04/13

展覧会 / 開催終了



人類の故郷といわれるアフリカの伝統的な民族文化で息づいてきた彫刻・工芸などの歴史的美術から世界的に注目される現代のアフリカ美術までを展示。その社会的背景も包括し、総合的な視点から多重的でエネルギッシュなアフリカ文化に迫る美術展です。


近年、多くの国際美術展や美術館での企画展やコレクションにおいて、現代アフリカ美術が取り上げられることも珍しくなくなりました。それらは欧米主導の美術の流れとは異なる、独自の発展と世界観を持つ文化や芸術性の高さから、欧米のアートシーンにも刺激と影響を与え続けています。
世界を席捲しているパワフルな現代アフリカ美術の流れを理解する上で、欠かすことのできないのは歴史的な美術工芸に見る圧倒的なエネルギーと優れた造形性です。現代アフリカ美術の登場を待つまでもなく、西洋近代美術の発展と改革には多くのアフリカの造形が関与、影響しました。従来、アフリカでは祭祀や儀礼を行う伝統的な彫刻・工芸(仮面や椅子、杖、染織、装身具など)が、主として農村など地方の共同体で脈々と制作されていましたが、近代化が進み急速な都市化と、都市の中に流入した(欧米中心の)外国文化とアフリカ伝統文化の接触、融合により、新しい美術表現の可能性が生まれて行きました。
これまで多摩美術大学美術館では、そうしたアフリカ文化への関心を先取りするようにアフリカ美術をテーマにしたいくつかの展覧会を開催しました。それらはアフリカ文化研究家で、貴重な作品・資料を蒐集した故白石顕二氏(1946-2005)の協力無しには実現しませんでした。同氏が生涯をかけたアフリカ文化への情熱と取り組みは、人類史と現代社会の根底にある諸問題への批判と克服を目指した道程でした。人類の起源といわれるアフリカの地に足を運び、その数奇の歴史と現代の状況を伝統文化から現代文化までを俯瞰する目線とアフリカに生きる民衆や知識人たちとの交流により、アフリカ文化の根源的エネルギーと造形性にいち早く着目しました。
本展は白石氏により蒐集されたアフリカ文化に関する貴重な作品、資料群である「フリーダ・コレクション」から、約200点余の作品を紹介するもので、真のアフリカ美術の全貌と本質を理解するための礎となるでしょう。それは単に美術にとどまらない多彩な文化を、従来のジャンルや歴史観を越え、交錯し融合する多重的表現世界であり、背景の政治・経済事情にいたる社会情勢とも連環します。まさに混迷する現代世界を凝視する声無き声であるアフリカからの魂の叫びであり、そうしたアフリカ文化への魂を賭けた取り組みです。この展覧会はアフリカ美術の歴史的な系譜だけではなく、世界的なアートシーンの未来を予感させるものとなるでしょう。



[関連イベント]
■トーク
「アフリカへの熱き思い-白石顕二とフリーダ・コレクションの軌跡」
日時 8月13日 14:00ー
講師 ムバイ・チャム Mbye Cham(ワシントンDCハワード大学アフリカ研究科教授)    
大林稔(龍谷大学教授)
小林宏道(多摩美術大学美術館学芸員)
会場 多摩美術大学美術館1F多目的室

■アフリカンドラムライブ
日時 8月13日 16:30ー
出演 オスマン・オルランド・ビングル Osuman Orland Bingle
多摩美術大学ジャンベ民族楽器部
会場 多摩美術大学美術館

▼パルテノン多摩でのイベント▼
■映画上映 上映作品(3本立て)
「生命の木」 監督アブドルカディール・アールド・サイド(1987年、25分)
「シーシェル」 監督アブドルカディール・アールド・サイド(1991年、30分)
「テスタメント」 監督ジョン・アコムフラー(1988年、80分)
日時 8月11日(木)・12日(金)                 
1回目 11:00-13:40                 
2回目 15:00-17:40
会場 パルテノン多摩 小ホール
定員 300名 入場無料
※定員に達した場合、入場を制限させていただきます。
※会場をお間違えのないようにご注意ください。





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