南米コロンビアの国民的なアーティストであり、国際的にも活躍したオプティカルアートの巨匠オマール・ラジョ (1928-2010)の回顧展。幾何学的な錯視を用いる作品群や、日本の折り紙や寄木細工に触発された絵画も制作しており、トポロジカルな形象と中南米の伝統的な文様や色彩を巧みに駆使した不可思議な絵画空間へと誘います。
このたび「オマール・ラジョ-視覚の迷宮、彷徨する位相-」を開催いたします。
オマール・ラジョ(1928-2010)は南米コロンビアの国民的なアーティストであり、国際的にも活躍した巨匠です。彼は若くしてコミカルで風刺的なイラストレーター、画家として活躍していましたが、やがて海外での活動や研鑽を積むことで、幾何学的で錯視効果を用いたオプティカルアートの絵画を制作していきます。オマール・ラジョの作品群はトポロジカルな形象と中南米の伝統的な文様や色彩を巧みに駆使した不可思議な絵画空間や、日本の折り紙や寄木細工に触発された独特な表現世界へと私たちを誘います。
この展覧会では、最盛期から晩年にかけてのアクリル絵画と版画作品、約50点をお楽しみください。
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■講演会
「オマール・ラジョの生涯と芸術」
講師 アゲダ・ピサロ(詩人、オマール・ラジョ夫人)
日程 7月27日(土)
時間 14:00-16:00
定員 100人
参加無料 当日受付