多摩美術大学造形表現学部（旧二部）創設以来、教鞭をとってきた芸術院会員、大津英敏の油彩と素描等による作品展です。この展覧会は多摩美術大学教授退職記念展でもあります。
この度、多摩美術大学教授の退任を記念して展覧会を開催いたします。1993年に多摩美術大学に勤務して24年間、多くの若い学生と共に明日への芸術を目ざして研究を続けて参りましたが、本年3月に定年退職いたすことになりました。
これを機会に、画学生時代の習作をはじめ、私の子供たちをモデルとした“家族の肖像”シリーズを経て現在に至る風景画など、油彩・パステル・ドローイング・版画・挿絵などの全仕事を回顧する内容として展覧会を99点の作品で構成いたしました。
2014年4月
大津英敏
大津英敏（おおつ・えいびん）
1943年 熊本市に生まれる少年時代を福岡県大牟田市で過ごし、郷土の画家、青木繁・坂本繁二郎・古賀春江を知り画家を志す
1969年 東京藝術大学大学院を修了
1971年 第39回独立展で独立賞受賞
72年同賞受賞独立
1973年 美術協会会員となる
1979年 家族と共に渡仏
1983年 第26回安井賞受賞
1989年 多摩美術大学教授就任
1993年 第11回宮本三郎記念賞受賞
2005年 第28回損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞
2007年 第63回日本藝術院賞受賞
日本藝術院会員就任
2014年 多摩美術大学教授退職
現在 日本藝術院会員
多摩美術大学理事
独立美術協会会員
財団法人美術文化振興協会理事長
［関連イベント］
■ギャラリートークとサイン会
日程 4月13日（日）
時間 14:00－15:00
参加無料
- 1.《緑の中に》 F50 1966
- 2.《シテ島の夜明け》 P30 2009
- 3.《天と地と》 F150 2004
- 4.《朝陽巴里》 P200 2005
- 5.《公園の午後》 S80 1996
- 6.《レンブラント橋とプット風車》 P15 2012
- 7.《朝陽富士》 P120 2011
