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大宮政郎・若林砂絵子

多摩美術大学美術館新収蔵コレクション展


会期   2016年4月6日(水)ー5月22日(日)
休館日  火曜日
     ※5月3日(火・祝)は開館、5月6日(金)は休館
開館時間 10:00ー18:00(入館は17:30まで)
入館料  一般 300円(200円)大・高校生 200円(100円)
     ※( )内は20名以上の団体割引料金
※障がい者および中学生以下無料


主催   多摩美術大学美術館
協力   WAKABAYASHI STUDIO



2022/12/21

展覧会 / 開催終了





新収蔵作品となる2人の現代作家大宮政郎(1930-)と若林砂絵子(1972-2008)のドローイング、版画、写真等の作品を展示します。


この春、新収蔵コレクション展では大宮政郎(1930-)と若林砂絵子(1972-2008)を取り上げます。
大宮政郎は、1960年代の岩手県における前衛的な芸術活動に始まり、その後は知覚の在り様と変化について、移動的視点による「人動説アート」を展開し、ドローイング、版画、立体、写真と多彩な表現を通じ、実験と思索を繰り返しながら制作を続けました。今回は大宮が1980年代に取り組んだ独特な空間意識を写真表現に反映した「呼吸するランドスケープ」「スリムフォト」シリーズ、および新作のドローイング作品を紹介します。
若林砂絵子は2000年に渡仏後、油彩画にとどまらず、版画や立体作品など多様な表現技法を用いて制作を展開しました。遺作となった版画作品(2005-2008)では数種の版を組み合わせて、空間性の密度と時間を追及しました。2006年にレジデンスで訪れたスペインのマヨルカ島で制作したドローイングでも、にじみと均一な面の対比、緊張感ある線による形態の変容などで空間性の展開を試みました。本展ではこれら版画作品やドローイング、渡仏前後の油彩画を紹介します。いずれの作品においても二次元と三次元を往来する空間意識を感じさせる作品たちです。




[関連イベント]
■ギャラリートーク
日程 4月9日(土)、4月23日(土)、5月14日(土)
講師 小林宏道、吉田公子(本展担当学芸員)
時間 14:00-15:00
会場 展示室
参加無料 当日受付