多摩美術大学美術館のコレクションとなっている銅版画と後年没頭したガラス絵を加えた約40点を一同にご紹介いたします。
2017年1月に93歳で急逝した深沢幸雄(1924-2017)は、世界的に高い評価を受けた日本を代表する版画家であり、長きに渡って多摩美術大学で銅版画の後進への指導にあたってきました。1954年頃から駒井哲郎、浜田知明らの作品に魅せられ、独学で銅版画を始めます。その後銅版画制作に傾注した深沢幸雄のエネルギーは、大判で多色版による銅版画の第一人者として活躍してきました。しかし他方では書・陶芸・ガラス絵の創作にも意欲的に取り組んできました。深沢幸雄の没後1年を迎えるにあたり、本展では多摩美術大学美術館のコレクションとなっている銅版画と後年没頭したガラス絵を加えた約40点を一同にご紹介いたします。多彩にして多才な深沢幸雄の表現世界をお楽しみ下さい。
[同時開催]
写真コレクション―初期写真から作品表現まで―