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演劇舞踊デザイン学科学生によるパフォーマンス『 f(展)』予告編

「EXPLOSION & EXPANSION 爆発と拡張 ── 多摩美術大学の制作の現場から」関連イベント



多摩美術大学美術館

2025/10/23

動画配信中 / 展覧会関連イベント



2025年10月18日「EXPLOSION & EXPANSION 爆発と拡張 ── 多摩美術大学の制作の現場から」の開会式に行われた演劇舞踊デザイン学科学生によるパフォーマンス『 f(展)』の動画を配信いたします。
この18日のパフォーマンスを予告編とし、2025年10月26日に『 f(展)』が再び展開されます。


              演劇舞踊デザイン学科パフォーマンス『 f(展)』
              2025年10月26日(日)14:00~/16:00~(各回20分程度)
               多摩美術大学BLUE CUBE


2025年10月18日 演劇舞踊デザイン学科パフォーマンス『 f(展)』予告編



【開催動機】
ドキュメンタリー映画『THE TRUE COST』、『燃えるドレスを紡いで』の中で、ファッション(流行)が生み出す負の連鎖を目の当たりにした。 スクリーン上では、安価販売のために縫製工場での低賃金労働と、流行が終わるごとに発展途上国へ輸送廃棄される衣類が問題として取り上げられていた。
しかし、本当に問題を抱えているのは、まるで使い捨てのように消費をすることで欲求を満たしている“私たち”消費者側なのではないだろうか? 大量生産・大量廃棄を繰り返し利益を生み出すファッション業界と、流行に踊らされて大量消費をする消費者の私たちへ、「真の豊かさ」とは何か、という問いを表現したい。
2024年に大学内スタジオで行ったが、今回はスーパーマーケット跡地という「大量生産大量消費の象徴」のような場所で展開することで、より現実的な虚構空間になることを期待する。

[f(展)タイトル由来]
私たちが追い求めるfashion(流行)は、fiction(虚構)なのかもしれない。そしてその代償が遠く離れた国で展開されている。また、展示(exhibition)方法として、変わりゆく身体と衣装、すなわち空間であることから、関数「f(x)」の型になぞった。

【素材と製作とそのゆくえについて】
衣装の素材には廃棄予定の新聞紙とそれを束ねる紙紐、また再利用できる形状の手縫糸、針無しホッチキスを使う。”組み”などを用いて接着剤を使わずに制作する。 一時固定にはマスキングテープなどではなく、各自所有のクリップや洗濯バサミを使う。 展示終了後、衣装(新聞紙)を集めて、元のように資源ごみとして廃棄し、元からあった循環の中で制作を行うことを目指す。(A4サイズ程度のものは新聞紙リサイクル、それ以下は雑紙としてリサイクル 参考:ナガイホールディングス)
(文章:武田桜和)


【クレジット】
〈企画演出〉     武田 桜和 [劇場美術デザインコース 2年]
〈身体表現〉     弦巻 てをり [演劇舞踊コース 3年]
           吉浜 芽生人 [演劇舞踊コース 2024年度卒・賛助出演]
〈衣装デザイン〉   手島 遊、森田 凜々子 [劇場美術デザインコース 2年]
〈衣装製作〉     太田 由風、後藤 ルカ、武田 桜和、手島 遊、中村 春菜、永岡 あいの、
           松尾 陽夏 [劇場美術デザインコース 2年]
〈空間デザイン〉   武田 桜和
〈サウンドデザイン〉 武田 桜和
〈記録動画・写真撮影〉森島 碧衣[劇場美術デザインコース 2年]
〈制作進行〉     武田 桜和、森田 凜々子

【開催日・開催場所】 2025年10月18日・多摩美術大学BLUE CUBE



『f(展)』公式WEBサイトにて制作における想いや表現後のゆくえをご覧いただけます。
多摩美術大学 美術学部 演劇舞踊デザイン学科オリジナルサイトは こちら

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